オズボーンのおズボン

世間知らずの女が世の中の気に入っていることや気に入らないことについてざっくばらんに綴るブログです。

コミュ障のための美容院作ってくれ

美容院に行ってきました。

美容院といえばコミュ障の私には気が重い場所です。

かと言って硬・太・多の三拍子そろった私の髪でも上手に扱ってくれるのはおしゃれな美容院しかないので、行くしかないんですな。

ちなみに毎回違うところに行きます。

美容師さんと仲良くなれないコミュ障に行きつけはありません。

 

普段は雑誌かスマホに集中することで「私はおしゃべりしないタイプの客です」と一生懸命アピールします。

しかし今日行ったところは手が出せない袖なしのケープで逃げ道を封じるというコミュ障殺しの美容院でした。

クッッッッ

f:id:ebitentheshrimp:20190412220035j:plain

コミュ障に優しくないケープ

 

しかたなく鏡を凝視しているとやっぱり世間話をふられ、こんな会話をしました。

 

美「あそこにいきなりステーキできたんですよ」

私「へぇ〜、そうなんですかぁ」

美「ステーキって食べます?」

私「うーん、たまに無性に食べたくなりますね」

美「あぁ〜、ははは(苦笑い)」

私「(ニヤニヤ)」

美「……………………………………」

私「……………………………………スンッ(気まずいので鼻をすする)」

 

もぉ〜なんかさぁ、誰も望んでない会話やめよ?って思うの。

しかも周りのお客さんは友達と話すみたいに会話楽しんでて「あぁぁ会話の下手な私を担当したばっかりに気まずい思いさせてごめんなさい」っていたたまれなくなるわけ。 

 

で、ステーキの話をしながら思ったんです。

なんでコミュ障専門の美容院ってないの?って。

美容院での会話が苦手な人ってたくさんいると思うんだけど。

需要ありまくりじゃないのかしら。

 

なんかホットペッパービューティーでは予約するときに接客スタイルを選べて「なるべく静かに過ごしたい」っていう選択肢があるらしいけど…

そういうことじゃねんだなぁ。

コミュ力高いイケてる人たちしかいない空間にいること自体に気後れを感じてるわけで、その中で「私は話しませんよ」って堂々としてられるならその人はコミュ障ではない。

「自分だけが上手くコミュニケーションできていない」っていう状況にオドオドしちゃうからこそコミュ障なんです。

わかりますよね、コミュ障の皆さん。

 

なので「コミュ障の、コミュ障による、コミュ障のための美容院」ができてほしい。

周りもみんなコミュ障なら安心してコミュ障でいられるってもんよ。

美容師もコミュ障、客もコミュ障、会話は髪型に関することだけ、技術は確か、みたいな美容院があったら遠くても絶対行くんだけどなぁ。

逆に美容師でも会話下手な人っているはずだからそういう美容師さんがストレスなく仕事できる場にもなると思うの。

f:id:ebitentheshrimp:20190412220808j:plain

コミュ障×コミュ障=優しい世界

  

どうでしょう。

コミュ障の美容師さんいたらぜひ検討してみてください。

おねがい。