オズボーンのおズボン

世間知らずの女が世の中の気に入っていることや気に入らないことについてざっくばらんに綴るブログです。

1人ディズニーで乗ってはいけないアトラクション1選

最近では珍しくなくなってきた「おひとりさま」文化。

1人カラオケ、1人焼肉など周りの目を気にせずに楽しむ人が増えている。

 

そんな中でも未だかなりの高難易度と思われるのが1人ディズニーである。

 

テーマパークとは本来誰かと一緒に行く場所である。

私もずっとそう思っていたし、思春期並みに自意識過剰な私が1人でディズニーに行くことなんかないと思っていた。

それなのにやってしまったのである。

理由は「むしゃくしゃしてやった」としか言えない。

※予定の合う人がいなかっただけです。(友達が少ない)

 

近郊に住んでいるわけでもないのではるばる夜行バスでの敢行である。

一睡もできないままディズニーランドに到着しバスを降りた。

スピーカーを通して聞こえる陽気な音楽がテーマパーク感を煽り急にワクワクしてくる。

ぼっちで来ていることを忘れそうになったところで見えてきたのが開園待ちの列だった。

 

うわぁ…あの中に1人で並ぶんだ…

 

さっそくぼっちに対するディズニーからの洗礼といったところだろうか。

ここまで来て引き返すわけにもいかないので、意を決して並ぶことにした。

後ろにもどんどん人が並んで行く。

周りを見る限り私以外に1人で並んでいる人はいない。

しかしマップやスマホを見たり会話している人が大半で特に白い目で見られるというようなことはなかったように思う。

意外と平気だった。

 

そうこうしているうちにゲートが開き人の流れに押されながら園内に入った。

入園してしまえばこっちのもんである。

みんな自分が楽しむことに夢中で周りの人が何人で来てるかなんて気にしないだろうと踏んでいたからだ。

そしてそれはその通りだった。

 

誰も私のこと見てない!ヒャッホウ!

 

人の目さえ気にならなければ1人ディズニーはメリットしかない。

スターツアーズに5回乗るなど同行者がいる時にはできない暴挙もはたし、暗くなる頃には完全に1人ディズニー推進派になっていた。

 

しかしディズニーランドには、 ぼっち来園者が乗ってはいけないヤベェアトラクションがあったのだ。

 

プーさんのハニーハントである。(震え声)

 

一度も乗ったことがなく内容を知らなかった私は不幸にもふらりと乗ってしまったのだ。

前後2列に分かれた席の配列で私は前列に案内され、後ろに乗ったのはカップルらしきパリピ風の男女。

若干きまりの悪い配列ではあったが、始まってしまえば夢中になるだろうからと気にしないことにした。

ライドが動き出し前半は順調に進んでいった。

予測不能な動きが楽しい。

 

そして終盤、ライドが縦横無尽に動きながら色々な仕掛けの中を通るシーンでそれは起こった。

仕掛けの1つである鏡の前でライドが数秒間止まったのである。

鏡の中にはパリピカップルの前に立ち(座り?)はだかり何とも言えない表情ではにかむ自分がいた。

しかも着ていた白Tシャツがブラックライトを浴びて妖しく光り目立ちまくっている。

誰がどう見てもカップルの楽しい時間に水をさすだけの存在でしかない。

気まずい。気まずすぎる。

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あまりの気まずさに動揺しまくっていたので、その後のことはよく覚えていない。

 

こうして私は放心状態のままディズニーランドを後にした。

 

「せめて後列だったら…」と考えたが、それはそれで背後霊みたいで嫌かもしれない。

とにかく私はもう1人では乗らない。

 

メンタル鍛えたい方はぜひどうぞ。